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教師養成塾を開設し熱血教師の養成

 相模原市教育委員会は、夢と情熱を持ち、子供たちの創造力を伸ばす小中学校教員を育てようと2009年秋、教師養成塾を開設する。子供たちにとって魅力的で、やる気あふれる『熱血教師』を養成し、試験に合格すれば新規採用する。

 教員免許を取得しながら教員採用試験に合格していない社会人や大学生、大学院生が対象。塾となる市総合学習センターでの研修は6カ月間で、指導主事や校長、教師、教師OBらが講師となる。月に1・2回、土・日曜日に開講する。

 塾生は30~50人を予定。2009年10月に第1回の入塾式を行い、2010年7月の教員採用試験に間に合わせる。子供たちへの対応、授業力の向上など教育現場でのノウハウを習得するほか、教師としてのモラルやマナーも学ぶ。宿泊研修や教育現場での実習もある。

 団塊世代の定年退職期を迎え、同市では今年から向こう10年間で小中学校合わせて約1300人の教師が退職する見込み。新規採用の教師は毎年150人程度いる。

2010年4月に予定する政令指定都市への移行が実現した場合、教職員人事権が県から市に移るため、良質な教員確保の必要性から塾を設置することになった。
 横浜市は昨年、教師養成塾を開講し、県も計画している。